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「World Transit Maps [WTM]」で先週、最も読まれた鉄道・旅行ニュースをおさらい。2021年7月5日版の週間アクセスTOP5をカウントダウンします。
東京2020大会期間中に実施される各鉄道事業者の臨時列車の運転計画が一斉に発表されました。オリンピック期間中はJR東日本をはじめ東京圏各私鉄・地下鉄において、通常の終電時刻より遅い時間に臨時列車が運転されます。
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を受けて終電時刻が「繰り上げ」られたかと思えば、東京都や大会組織委員会からの要請で今度は終電「繰り下げ」となります。今後、有観客での開催方針が変わった場合、さらに一波乱があるかもしれません。このところの動きを見ると、鉄道業界ほど目に見えるかたちでの対応力を常に求められる業種はなかなかないのではと感じています。
5位: 富士急行線+登山バス「富士山五合目フリーきっぷ」2日乗り放題 7月1日山開きにあわせ
2021年7月1日(木)に山梨県側の富士山登山道で山開きが行われました。新型コロナウイルスの影響により2020年は登山道が閉鎖されていたため、2年ぶりの登山解禁となります。富士急行が発売中の「富士山五合目フリーきっぷ」は、大月駅〜河口湖駅間の富士急行線と、富士山五合目までの登山バスが2日間乗り放題で通常より840円おトクになる企画乗車券です。
富士登山といえば多くの登山者が「ご来光」を目当てとしており、日にちや時間帯によっては登山道が数珠つなぎに密集することが以前から問題となっていました。混雑日カレンダーなどを活用し、密を避けて無理のない登山計画を立てるよう協力が求められています。
4位: JR東日本 首都圏21路線で深夜輸送 東京2020大会 山手線・京浜東北線は終電後2時まで
オリンピック開会式の2021年7月23日(金・祝)から閉会式の8月8日(日)まで、JR東日本の首都圏21路線において通常の終電よりも遅い時間帯に臨時列車が運転されます。山手線は外回り・内回りとも2時頃まで運転されるほか、郊外方面への最終列車も大幅に繰り下げられ、遅い時間の競技観戦後でも帰宅できるよう対応するとしています。
東京2020大会関連では東京メトロや都営地下鉄、私鉄各社などの運転計画も発表され、開催に向けて具体的な情報がようやく明らかになりつつあります。しかしながら、世界中の人々が東京に集うこともなく、多くの人が思い描いていたものとはまったく違う大会になるのは間違いありません。
3位: 京急「ドレミファインバータ」よ永遠に 今夏“終演”の1000形貸切イベント 記念乗車券も
あの独特の加速メロディが聞けなくなります。ドイツのシーメンス社製のインバータ機器を搭載した京浜急行電鉄(京急電鉄)の「歌う電車」が、機器の交換により今夏で「歌わなくなる」という話題です。公式リリースにも通称「ドレミファインバータ」が記載されており、鉄道ファンだけでなく京急社内でも特別の思いを持っている方が多いことがうかがえます。特に都営浅草線内での出発時は、地下ならではの反響も加わりなんとも小気味いサウンドでした。
くるりのシングル曲「赤い電車」では、無類の鉄道好きで知られる岸田繁さんが「ファソラシドレミファソ〜」と愛着を込めて伸びやかに歌い上げていました。
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